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ロタウイルスワクチンについて
院長ブログ
2022年05月28日(土)
ロタウイルスワクチンが2020年10月より定期接種化(国が接種勧奨、無料、原則接種)されました。内服するワクチンとなります。
ロタウイルスは小児において重度の脱水をきたす胃腸炎の主たる原因であり、ワクチン導入前の日本ではロタウイルス胃腸炎による入院患者数は年間約7~8万人と非常に多い状況でした。
ロタウイルスワクチンを接種することで、約90%は入院回避をすること=重症化を予防できることが明らかになっております。
ワクチンの副作用として主に初回接種の1週間以内に、腸重積症が10万例に2~3例起こる可能性が言われております。
 
 腸重積を疑う症状
 ・血便が出る
 ・ぐったりして元気がない
 ・機嫌良くなったり不機嫌になったりを繰り返す
 ・嘔吐を繰り返す
このような状態を認めた場合は、すぐにご相談ください。

また、初回接種が生後14週6日を超えると、腸重積症のリスクが上がるため、原則接種はできませんので、ご留意ください。
ですので、生後2か月になったら早めに、ヒブワクチンや肺炎球菌ワクチン、B型肝炎ワクチンと一緒にロタウイルスワクチンを受けるようにしましょう。