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ヒトメタニューモ?
院長ブログ
2022年09月04日(日)
現在、新型コロナウイルス、手足口病・ヘルパンギーナ、RSウイルスとヒトメタニューモウイルス感染症が流行しております。

ヒトメタニューモウイルスはあまり聞いたことがないかもしれませんが、RSウイルスとほぼ同じ症状、経過をたどります。なので、検査をしない限りは診断するのは、困難です。

潜伏期間は4-6日間で、症状は、RSウイルス感染と同様に、発熱、鼻汁、および咳嗽です。
普通の風邪症状から始まり、発熱が長引く場合は、気管支炎や肺炎等になっている場合があります。乳幼児と高齢者の方は気管支炎や肺炎になる可能性があります。
気管支炎や肺炎等になっている場合は、検査をする必要がありますが、風邪症状で終わることも多く、その場合は、検査は不要かと思います(RSウイルスと同じ)。
検査は、6歳未満の方しか保険適応がありません。
また、出席停止等の規制もありません。

治療法は、抗ウイルス薬はなく、いわゆる対症療法となります。
 ただ、中耳炎などの細菌感染を合併している場合は抗生剤投与や、喘息発作が悪化することも多く、その場合は喘息発作の治療が必要になります。

感染経路が飛沫、接触感染なので、予防はマスク、手洗い、うがいとコロナ対策と一緒です。