<はしか(麻疹)とは>
予防接種を受けていない1歳前後の赤ちゃんが多くかかります。うつる力が強く、感染すると重症化することも多い、注意が必要な病気です。
<症状>
① はじめの2~3日は、熱、咳、鼻みず、目やになど、かぜと同じ症状で、この時期に‘はしか‘と診断するのはむずかしいものです。
② いったん熱が下がり、再び高熱が出ると同時に、全身に発疹が現れます。
③ 発疹が現れてからも、さらに3~4日高熱が続きます。
<家庭で気をつけること>
① 高い熱:熱が続くときは解熱剤を使って快適にすごせるようにしてください。「はしかは冷やすな」というのは迷信です。
② 強い咳:せき止めを処方しますが、それでも強い咳が続きます。
③ 食べ物:食欲がなくなるので水分を十分に補い、消化のよい、口当たりのよいものを与えるようにしましょう。
④ 入浴 :発疹がうすくなり、咳も少なくなって熱がなければ、入浴してもよいでしょう。
<次の診察は>
はしかは肺炎や脳炎を合併することがあるので、治るまでは目が離せません。医師に指示された日に受診してください。
<他の子にうつしたかもしれない>
予防接種をうけていない子がはしかの子と接触したときは、72時間以内に予防接種を受けると発病を防げる可能性があります。早めに知らせてあげましょう。