<マイコプラズマ感染症(気管支炎・肺炎)とは>
マイコプラズマという病原体によっておこる気管支炎・肺炎で、幼児や学童に多くみられます。
咳が強く、熱も出ることが多いですが、ときに微熱程度のこともあります。
気管支炎としてペニシリン系やセフェム系の抗菌剤を飲んでいても熱が下がらなかったり咳がなかなかおさまらない場合に、マイコプラズマ肺炎のことがあります。
胸のレントゲン写真や血液検査、のどぬぐい液の迅速検査などで診断がつきます。
<治療>
マイコプラズマに効くマクロライド系の抗菌薬を処方します。それらの薬の効きが悪い場合には抗菌薬を変更することもあります。
多くの場合、入院しなくても外来で治療することができます。
<家庭で気をつけること>
① 食欲がない場合は、水分や本人のすきなものを与えましょう。
② 熱もなく元気があれば入浴はかまいません。
<こんなときはもう一度診察に来て下さい>
高熱がつづき、咳がひどく、元気がなくなってきたとき
<保育所・学校>
熱が下がって咳もよくなり、主治医の許可があれば行ってもよいでしょう。
1週間くらいは休ませましょう。