<りんご病(伝染性紅斑)とは>
ほっぺがりんごのように赤くなるので、りんご病とよばれています。太ももや腕には赤い斑点やまだら模様ができます。頬がほてったり少しかゆくなることもあります。
熱は出ません。ただし大人がかかると、微熱が出たり腰や膝がいたむことがあります。
<治療>
自然に治りますが、かゆみが強いときはかゆみ止めを処方します。
<家庭で気をつけること>
① 食べ物:いつものとおりでかまいません。
② 入浴 :かまいません。ただし熱い風呂に長く入ると赤みが強くなって長びくことがあるので、短時間で切り上げましょう。
③ 運動 :運動で体が熱くなったり日光に長くあたると、長湯と同じように赤みが長びきます。
<こんなときはもう一度診察を>
① かゆみがつよくなったとき
② 高い熱が出たとき
③ 元気がなくなってきたとき
<保育所・学校>
頬が赤くなったときは、すでにうつる時期をすぎているので、行ってもかまいません。
しかし、一部の貧血(溶血性貧血)の患者さんがこの病気にかかると症状が悪化する恐れがあり、妊娠中にかかると死産や流産の可能性が高くなることが知られているので、これらの方はリンゴ病の患者さんがいる保育所や学校に行く際には注意が必要です。