<ヘルパンギーナとは>
乳幼児の間で流行する夏かぜの一種で、38~40℃の熱が2~3日続きます。のどの奥に小さな水ぶくれができて痛いので、食べられなくなります。ひどいときは水分も飲めなくなり脱水症になることがあります。
<治療>
原因となるウイルスをやっつける薬はないので、症状をやわらげることが治療の中心です。熱やのどの痛みをおさえる薬を処方します。
<家庭で気をつけること>
① 食べ物:口の中が痛いときは、かまずに飲み込めるものを与えます。プリン、ゼリー、アイスクリーム、冷めたおじや、とうふなどがよいでしょう。
② 水分 :十分に水分をとるようにしましょう。オレンジジュースなどすっぱいものはしみます。牛乳や麦茶、みそ汁、冷めたスープなどがよいでしょう。
③ 入浴 :高い熱があるときや元気がないとき以外はかまいません。
<こんなときはもう一度診察を>
① 口の中が痛くて水分をあまり飲まないとき
② 高い熱が3日以上続くとき
③ 元気がなくてぐったりしているとき
<保育所・学校>
熱が下がって口の中の痛みがなくなるまで休ませましょう。