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子どもの病気について

Sick

溶連菌感染症

<溶連菌感染症とは>
A群溶血性連鎖球菌(溶連菌)に感染して、のどの痛み、熱、体や手足の発疹などが出ます。舌はイチゴのような赤いポツポツがみられます。人から人にうつる病気です。

<治療>
のどの検査で溶連菌がいることがわかったら、一般的には、ペニシリン系抗菌薬を10日間飲みます。1日か2日で熱が下がり、のどの痛みも消えますが、途中で薬をやめてしまうと再発します。症状が良くなっても、もらった抗菌薬はきちんと飲みきりましょう。抗菌薬を長めに飲むのは、熱を下げるためではなく、リウマチ熱という合併症を予防するためです。

<治療後>
糸球体腎炎という腎臓の病気を合併することがまれにありますので、診断から2~3週後に検尿を受けることをお勧めしています。

<家庭で気をつけること>
家族にもうつる:きょうだいや両親に同じような症状があれば、受診してのどの検査を受けてください。
食べ物    :のどの痛いときは、熱いもの辛いもの、すっぱいものは避けましょう。
入浴     :熱がなければかまいません。

<こんなときはもう一度診察に来てください>
① 3日以上熱が下がらないとき
② のどの痛みが強くて水分をあまり飲まないとき
③ 1~2週間後に、元気がない、顔がむくんでいる、血尿(おしっこが赤い)がある、などの症状が出てきたとき(糸球体腎炎の疑い)(※)

<保育所・学校>
適切な抗菌剤による治療をはじめて24時間以上たっていて熱が下がっていることを確認し、登園・登校が可能です。

※薬を飲み終えてから7日~10日後に尿の検査を行うことをお勧めします。