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実は難しい?、喘息の診断②
院長ブログ
2023年02月21日(火)
ちなみに成人の喘息の診断基準も以下の通りです。
診断の目安として
1、 急にゼーゼーする、呼吸が苦しくなる、咳の反復
2、 吸入すると呼吸が楽になる(可逆性の気流制限)
3、 走ったり、煙や冷たい空気を吸ったりすると咳がでる(気道過敏性の亢進)
4、 痰に好酸球というアレルギーの細胞が多い、吐いた息の一酸化窒素という数値が高い(気道炎症の存在)
5、 アトピーがある
6、 他の疾患が否定されている
ここから、必要あれば呼吸機能検査やアレルギー検査等を施行し、診断となります。
ですので、なかなか1回の診察では診断は困難かと思います。
当院では、上記を元に安易に診断はせずに、治療する場合も月に1回以上咳で困る、もしくは年数回でも咳や喘息発作が酷い場合は、毎日喘息の治療をするようお勧めしております。
気になる方はお気軽にご相談ください。
診断の目安として
1、 急にゼーゼーする、呼吸が苦しくなる、咳の反復
2、 吸入すると呼吸が楽になる(可逆性の気流制限)
3、 走ったり、煙や冷たい空気を吸ったりすると咳がでる(気道過敏性の亢進)
4、 痰に好酸球というアレルギーの細胞が多い、吐いた息の一酸化窒素という数値が高い(気道炎症の存在)
5、 アトピーがある
6、 他の疾患が否定されている
ここから、必要あれば呼吸機能検査やアレルギー検査等を施行し、診断となります。
ですので、なかなか1回の診察では診断は困難かと思います。
当院では、上記を元に安易に診断はせずに、治療する場合も月に1回以上咳で困る、もしくは年数回でも咳や喘息発作が酷い場合は、毎日喘息の治療をするようお勧めしております。
気になる方はお気軽にご相談ください。
実は難しい?、喘息の診断①
院長ブログ
2023年02月21日(火)
時折、この子は喘息なんでしょうか?、喘息の気があるかもしれないとよく言われるのですがと聞かれることがあります。
実は喘息はこれが陽性だから喘息ですとか、この数値を超えているから喘息ですと客観的な指標では決められておりません。
2017年以降、5歳以下を乳幼児喘息として、学童期以降とわけて、診断、治療する方針となっています。
小さい子ほど気管支が細いため、ゼーゼーしやすいためです(特にRSウイルスに罹患した時など)。
乳幼児喘息の診断基準は
「24時間以上つづく明らかなゼーゼー(呼気性喘鳴)を3回以上繰り返し、吸入したらゼーゼーが良くなったり、呼吸が楽になる場合は喘息とする」としています。
ほかに、
・両親のどちらかに医師に診断された気管支喘息がある。
・患児に、医師の診断によるアトピー性皮膚炎がある。
・患児に、血液検査にてハウスダストやダニへのアレルギー反応を認める。
・家族や患児に、血液検査でアレルギー体質がある(IgEという数値が高い)。
・痰に好酸球というアレルギーの細胞を認める。
・風邪をひいていない時でも、ゼーゼーする。
以上が、診断に有用な所見とされています。
ただ、気管支喘息は夜間と朝方がひどく、日中は軽快していることが多いので、診察の場面ではゼーゼーが聴こえなかったり、咳もひどくないといった場面が多いので、問診と経過、いままでの状態、家族の状態などを参考にしています。
実は喘息はこれが陽性だから喘息ですとか、この数値を超えているから喘息ですと客観的な指標では決められておりません。
2017年以降、5歳以下を乳幼児喘息として、学童期以降とわけて、診断、治療する方針となっています。
小さい子ほど気管支が細いため、ゼーゼーしやすいためです(特にRSウイルスに罹患した時など)。
乳幼児喘息の診断基準は
「24時間以上つづく明らかなゼーゼー(呼気性喘鳴)を3回以上繰り返し、吸入したらゼーゼーが良くなったり、呼吸が楽になる場合は喘息とする」としています。
ほかに、
・両親のどちらかに医師に診断された気管支喘息がある。
・患児に、医師の診断によるアトピー性皮膚炎がある。
・患児に、血液検査にてハウスダストやダニへのアレルギー反応を認める。
・家族や患児に、血液検査でアレルギー体質がある(IgEという数値が高い)。
・痰に好酸球というアレルギーの細胞を認める。
・風邪をひいていない時でも、ゼーゼーする。
以上が、診断に有用な所見とされています。
ただ、気管支喘息は夜間と朝方がひどく、日中は軽快していることが多いので、診察の場面ではゼーゼーが聴こえなかったり、咳もひどくないといった場面が多いので、問診と経過、いままでの状態、家族の状態などを参考にしています。
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